「落ち着きがない」は、環境の問題かもしれません
2026/08/28
「座っていられない」「忘れ物が多い」「宿題に手をつけない」。
小学校に上がると、こうした相談が一気に増えます。長野県佐久市で放課後等デイサービスを運営していても、保護者から最も多くいただくお話です。
こういうとき、私たちはつい本人をできるようにさせようとします。でも、その前にやることがあります。
できる状況を、先に作る
応用行動分析学では、これを環境調整と呼びます。
やる気や努力に働きかける前に、行動が起きる手前の状況を整える。順番を入れ替えるだけで、驚くほど変わることがあります。
座っていられない子の場合
「座りなさい」と言う前に、次のようなことを確認します。
- 椅子の高さは合っているか。足の裏が床についているか
- 目の前や横に、気が散るものが置かれていないか
- 座る時間が、そもそも長すぎないか
- 窓際や廊下側など、刺激の多い席になっていないか
足が床についていないだけで、座っていられない子がいます。宙に浮いた足を支えようとして、体幹がずっと働き続けるからです。
これは意志の問題でも、しつけの問題でもありません。足置きを1つ入れるだけで解決することもあります。
忘れ物が多い子の場合
記憶力の問題として扱われがちですが、多くは手順が見えていないだけです。
やることは、頭の中にある手順を、外に出すこと。
- 持ち物を、写真つきで玄関に貼る
- 「明日の準備」を、寝る前ではなく帰宅直後にする
- カバンに入れる順番を固定する
覚えさせるのではなく、覚えなくてよくする。これが環境調整の考え方です。
宿題に手をつけない子の場合
「やりなさい」の前に、始めるまでの距離を短くします。
- 机の上に、その日やる分だけを出しておく
- 最初の1問を、一緒にやってしまう
- 時間で区切る(「終わるまで」ではなく「10分だけ」)
- 終わりを目に見える形にする(残り枚数がわかるようにする)
始めることと、続けることは別の力です。多くの子がつまずくのは、始めるところです。
ついんずくらぶでやっていること
私たちの事業所では、個別支援に入る前に環境のほうを整えます。
- 机の向きと、視界に入るものを調整する
- その日の流れを、はじめに目で見える形で示す
- 課題は「今できる一歩手前」に設定する
- できたら、その場で必ず返す
定員10名という規模だからこそ、一人ひとりに合わせて環境を組み替えられます。作業療法士が在籍しているので、姿勢や感覚の面からも環境を見ることができます。
見方が変わると、関わりが変わります
「落ち着きがない子」という見方から、「どんな状況なら落ち着けるのか」という見方へ。
主語が子どもから状況に移ると、大人にできることが一気に増えます。しかも環境を変えるほうが、本人に頑張らせるよりずっと早く結果が出ます。
お子さんの様子で気になることがあれば、いつでもご相談ください。佐久市・佐久平エリアを中心に、見学と体験を随時受け付けています。
放課後等デイサービスついんずくらぶ
住所:〒385-0022 長野県佐久市岩村田647
電話番号:0267-74-3210
----------------------------------------------------------------------
放課後等デイサービスついんずくらぶ
住所 : 長野県佐久市岩村田
電話番号 :
0267-74-3210
佐久市で落ち着きがない行動を緩和
佐久市でお子様への丁寧な支援
----------------------------------------------------------------------