「何度言っても直らない」には、理由があります
2026/09/02
「何度言っても直らないんです」
保護者の方から、いちばんよくいただくご相談です。長野県佐久市で放課後等デイサービスを運営していると、この言葉を毎週のように聞きます。
そして多くの場合、そこには同じ構造があります。
叱ると、たしかに止まります
大きな声を出す。強い口調で言う。じっと見る。
これをやると、その場は止まります。だから大人の側は「効いた」と感じます。
けれど、止まったのはその瞬間だけです。翌日また同じことが起きて、また叱る。この往復が続いているとき、実は何も変わっていません。
子どもが学んでいること
このとき子どもが学習しているのは、「やめる」ではないかもしれません。
「この人がいるときはやらない」
これも立派な学習です。しかも、とても効率がいい学習です。
行動分析学では、叱ることによる抑制に次のような性質があることが知られています。
- 行動が一時的に止まるだけで、なくならない
- 叱る人の前でだけやらなくなる
- 見つからないように隠す、ごまかすといった別の行動が育つ
- 叱る人そのものを避けるようになる
いちばん影響が大きいのは、最後です。相談されなくなります。 思春期に入ってから効いてきます。
もう一つ、見えにくいこと
叱ったとき、子どもは一瞬止まります。
その「止まった」という結果は、叱った大人の側にも返っています。効いたという手応えが残るので、次も叱りたくなる。
つまり、叱るという行動が強められているのは、子どもではなく大人のほうかもしれない、ということです。
ここに気づくと、同じ場面での選び方が変わります。
では、代わりに何をするか
答えはシンプルで、できている一瞬に反応することです。
行動を増やすには、その行動が起きた直後に反応するしかありません。やっていないことには反応できないからです。
だから探す対象を変えます。
- 机に向かって座った
- 言われる前に手を洗った
- 弟に順番を譲った
1日を通して見れば、必ずあります。ないのではなく、見ていないだけです。
速さが、すべてです
ここがいちばん大事なところです。
10分後の「さっきはえらかったね」より、3秒後の「お」のほうが効きます。
行動と結果が離れると、脳はその2つを結びつけません。何を認められたのかが分からないからです。
だから、内容より速さです。机に座った3秒後に「お、始めたね」。それで十分です。
多くの子どもにとって、大人が見てくれること自体が力になります。立派な褒め言葉を用意する必要はありません。
ついんずくらぶでやっていること
私たちの事業所では、スタッフ全員が「できている一瞬」を探して、その場で返すことを徹底しています。
定員10名なので、一人ひとりの様子を細かく見られます。今日どんな場面で何を返したかは記録に残し、次の日の関わりにつなげています。
叱る回数を減らすことと、認める回数を増やすこと。この2つは同時に進みます。
お子さんへの関わり方でお悩みのことがあれば、いつでもご相談ください。佐久市・佐久平エリアを中心に、見学と体験を随時受け付けています。
放課後等デイサービスついんずくらぶ
住所:〒385-0022 長野県佐久市岩村田647
電話番号:0267-74-3210
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放課後等デイサービスついんずくらぶ
住所 : 長野県佐久市岩村田
電話番号 :
0267-74-3210
佐久市で落ち着きがない行動を緩和
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