「それは誰の課題ですか」──地図は渡す、ハンドルは奪わない
2026/09/09
宿題をやらない。忘れ物をする。準備をしない。
つい口を出したくなる場面があります。そんなとき、判断の助けになる道具があります。
長野県佐久市で放課後等デイサービスを運営する私たちが、日々の関わりで使っている考え方をお伝えします。
結末を引き受けるのは、誰か
アドラー心理学に「課題の分離」という考え方があります。見分け方はシンプルです。
その選択の結末を、最終的に引き受けるのは誰か。
勉強しなかった結果を引き受けるのは、お子さんです。だからそれは、子どもの課題。
一方、「勉強しなさい」と言い続けて関係が固くなることを引き受けるのは、親のほうです。だからそれは、親の課題。
忘れ物をして困るのは、お子さんです。だからそれは、子どもの課題。
毎朝カバンの中身を確認して、確認しなかった日に自分が落ち着かないなら、それは親の課題です。
混ざると、どうなるか
子どもの課題を大人が引き受けようとすると、先回りになります。
「あなたのためを思って」と言いながら、本人が引き受けるはずだった結果を、手前で取り上げてしまう。経験から学ぶ機会が、そこで消えます。
逆に、親の課題を子どもに引き受けさせようとすると、こうなります。
「これだけやってあげてるのに、どうしてわかってくれないの」
自分の不安を、子どもに処理してもらっている状態です。
どちらも、境目が消えています。
分離は、突き放すことではありません
ここを誤解しないでいただきたいところです。
課題の分離は、「あなたの問題だから勝手にしなさい」ではありません。
地図は渡す。でも、ハンドルは奪わない。
- 情報は伝える(「明日は雨みたいだよ」)
- 選択肢は示す(「今やるか、ごはんの後にするか」)
- 決めるのは本人に任せる
- 困ったときに戻ってこられる場所でいる
最後が土台です。安心して帰れる場所があるから、子どもは外で試せます。
発達に特性のあるお子さんの場合
ここで注意が必要です。
「本人に任せる」と言っても、手順が分からない状態で任せるのは、任せたことになりません。
忘れ物が多いお子さんに「自分で確認しなさい」と言うだけでは、変わらないことが多いです。持ち物リストを写真で貼る、順番を固定するといった手立てがあって、はじめて本人が回せるようになります。
道具を渡してから、任せる。この順番が大事です。
ついんずくらぶでやっていること
私たちは、支援の中で「どこまでを本人に渡すか」を意識的に決めています。
今日は最初の1つを一緒にやって残りは自分で。来月は全部自分で。渡す範囲を少しずつ広げていきます。
その線引きは、その子の今の状態によって変わります。だから記録を取り、月ごとに見直しています。定員10名という規模だからできることです。
お子さんとの関わりで迷うことがあれば、いつでもご相談ください。見学・体験も随時受け付けています。
放課後等デイサービスついんずくらぶ
住所:〒385-0022 長野県佐久市岩村田647
電話番号:0267-74-3210
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住所 : 長野県佐久市岩村田
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佐久市でお子様への丁寧な支援
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